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「訪日外国人が福岡に訪れた時に実際に何を食べたいか気になりませんか?」
福岡といえば美味しいグルメが有名ですよね。日本人だけでなく外国人にもグルメシティとして有名です。
「福岡 グルメ」とGoogleと百度(baidu)(中国の検索エンジン)で調べてみてください。
同じ検索結果が出てきましたでしょうか?おそらく違う検索結果が出てきたと思います。
当たり前かもしれませんが、日本サイトと海外サイトとの間には少なからず差が存在します。
今回は、最も訪日数が多い中国人が使う検索エンジン百度(baidu)とGoogleで、「福岡 グルメ」と調べて、トップ表示されたサイトの検索結果の比較をしていきます。
中国人観光客の方がどんなグルメ情報をみているのか一緒に学んで行きましょう。
日本・中国の検索エンジンで「福岡 グルメ」を比較検証
「福岡 グルメ」と検索してgoogleと百度で比較してみたところ、googleでは独自の検索結果が表示されており、百度からは独自の検索結果は出てきませんでした。
条件を揃えるために「福岡 グルメ」と調べて一番上に表示されていたサイトを比較することにします。
日本サイトから読み解く 福岡のグルメ
日本の検索エンジンから「福岡 グルメ」と調べたことろ、トップに表示されたサイトはNAVERまとめでした。
日本サイト画像
NAVER まとめページは→こちらから
日本のサイトの場合のおすすめはとんこつラーメン、うどん、もつ鍋、水炊き、明太子などが挙げられています。
「福岡といえばこれだ!」という典型的な食べ物が人気だとまとめられています。
しかし中国サイトからは意外な結果が出ていました。
中国検索エンジン 百度(baidu)
まず中国で最も多く利用されている検索エンジンである百度(baidu)で検索する前に、簡単に百度(baidu)の説明をしておきます。
百度(baidu)は、中国で最もポピュラーな検索エンジンです。中国では70%を超える圧倒的シェアを誇り、全世界の検索エンジン市場において、googleに次いで第2位。中国国内では、穀歌(google検索)を抑えて最大のシェアを占めています。
中国サイトから読み解く 福岡のグルメ
「福岡 グルメ」と調べてみたところ、トップに表示されたサイトは蚂蜂窝というサイトでした。
そのため、このサイトのランキングを参考にしていきます。
中国サイトの画像
中国サイトは→こちらから
百度からは、まずラーメンが上位3位まで占めており、「福岡のイメージ=ラーメン」ということが顕著に現れています。
また、トップ10にはランクインしていないため当記事では載せていませんが、上位30位までには明太子やもつ鍋、うどんなどの福岡の有名料理がラインクインされていました。またうなぎや懐石料理、焼肉、焼き鳥などの日本で有名なグルメも上位を占めています。
この理由についてですが、筆者の仮説としては、訪日外国人は福岡で有名な料理もそうですが、日本で有名な料理も日本旅行中に食べたいと思う方が多いからではないでしょうか。彼らにとっては、福岡にきているというよりも、日本にきているという認識の方が強いのだと思います。
その証拠に、福岡のお土産店でインタビューした時、「売れていくのは福岡ならではの商品よりも、富士山や桜など日本全体をイメージするお土産商品だ」と言われていました。
「福岡と言うよりも、日本に来ている。」
言葉にすれば単純ですが、この中国人旅行客の認識はマーケティングにおいて、重要な鍵となりそうです。
日本と中国サイト 比較結果
日本サイトではとんこつラーメン、うどん、もつ鍋、水炊き、明太子などの「これぞ福岡」というグルメが検索上位に表示されています。
逆に中国ではラーメン、水炊き、もつ鍋のほかに、うなぎ、懐石料理、焼肉、焼き鳥などが挙げられています。
このことから、福岡ならではの料理のほか、日本全体で有名な料理を好むことがわかります。
飲食業でのインバウンド対策としては、顧客のニーズに合わせた料理を提供することや、多言語メニューで売りたい商品を意図的に伝えて注文してもらいやすくするなど、さまざまな方法があると思います。
これからも加熱するインバウンド市場に関するさまざまな情報を発信いたしますので、お楽しみにお待ちください。
また「こういったインバウンド情報知りたいんだよね。」という声があれば、コメントしていただけると助かります。
インバウンド情報に関して、ご相談されたい方は、こちらからお問い合わせください。
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