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「訪日外国人が福岡に訪れた時に実際にどこへ訪れるか気になりませんか?」
「福岡 観光地」とGoogleと中国の検索エンジンである百度(baidu)で調べてみてください。
同じ検索結果がでてきましたでしょうか?おそらく違う検索結果が出てきたと思います。
当たり前かもしれませんが、日本サイトと海外サイトとの間には少なからず差が存在します。
今回は、最も訪日数が多い中国人が使う検索エンジン百度(baidu)とGoogleで、「福岡 観光地」と調べ、トップ表示された旅行サイトの検索結果の比較をしていきます。
中国人観光客の方がどんな情報をみているのか一緒に学んで行きましょう。
日本・中国の旅行サイトで「福岡 観光スポット」を比較検証
日本サイトから読み解く 福岡の観光スポット
今回、日本検索エンジン「google」と中国検索エンジン「百度(baidu)」で「福岡 観光」と調べてみたところgoogleでは独自の検索結果が表示されるのに対して、百度(baidu)は独自の検索結果は出てきませんでした。
条件を揃えるために「福岡 観光」と調べて一番上に表示されていたサイトを比較することにします。
じゃらんのサイト画像
じゃらんページは→こちらから
まず日本のサイトの一番上に表示されたものは「じゃらん」でした。そのサイトでは博多駅、太宰府天満宮、大濠公園、マリンワールド海の中道、天神地下街、キャナルシティ博多、マリノアシティ福岡、門司港レトロ、櫛田神社、屋台などが挙がっていました。
特徴としては、歴史や自然を感じる場所からモダンな場所まで。福岡の自然と文化が上手く交わり、居心地の良いスポットが挙げられているようです。
(前回、訪日韓国人から人気が高い福岡の行きたいスポットを日本・韓国サイトで比較しました。気になる方は是非確認してみてください。韓国の記事はこちら。)
中国No.1検索エンジン百度
中国の最もポピュラーな検索エンジンは百度。中国では70%を超える圧倒的シェアを誇り、全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位。中国国内では、穀歌(Google検索)を押さえて最大のシェアを占めています。
「中国版google」と呼ばれていますが、中国国内ではライバル不在の状態であり、人気の理由は中国人のニーズに合った検索表示、加えてMP3(音楽ファイル)検索や、画像検索に優れている点であるとされています。
百度(バイドゥ、拼音: Bǎidù)とは、中華人民共和国で最大の検索エンジンを提供する企業である。全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位(米comScore社、2009年8月調べ)、中国国内では、穀歌(Google検索)を押さえて最大のシェアを占める。中国国内で提供されているサービスは現在までに35に上る。中国語検索の強みに加え、若者に人気のあるコミュニティやマルチメディアサービス(画像・動画)を拡充したことが、中国ユーザーを引き付けている。Wikipedia
中国サイトから読み解く 福岡の観光スポット
ここでは中国検索エンジンである百度で「福岡 観光」と調べてみたところ、まず独自の検索結果は出てこず、一番上に「Ctrip」というサイトが出てきます。Ctripは中国の大手オンライン旅行会社です。ですのでCtripを参考にします。
Ctripのサイト画像
Ctripページは→こちらから
中国検索サイトでは、キャナルシティ博多、大濠公園、太宰府、柳川、福岡タワー、百道浜、マリノアシティ、西公園、福岡美術館、旧福岡県公会堂貴賓館、能古島、九州国立博物館、ニ見ヶ浦などが挙がっています。
日本と中国検索サイト 比較結果
じゃらんとCtripを比較した結果から読み解けることは日本人と同じように百道浜、大濠公園などの自然を楽しめる場所や太宰府、柳川、公会堂貴賓館などの古き良き日本の歴史に触れられる場所も人気が高いということです。
また日本文化に触れることを一つの目的に訪れる人も多くなってきていますね。その証拠として博物館、美術館などが人気になって来てますね。
ただ今回わかったことは、実際には日本サイトと中国サイトで「福岡 観光」と調べても、あまり大きな差がないということです。
これからその理由についても、追求していきますので、お楽しみにお待ちください。
当記事がインバウンド市場の調査において、外国人トレンドを理解するために役立てれば幸いです。
インバウンド情報に関して、ご相談されたい方は、こちらからお問い合わせください。
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