ついに2020年のオリンピックイヤーになり、ますます活況を迎えるインバウンド市場。
あなたのお店では外国人を集客する準備はできていますか?
まだ何もやっていない。今からやりたいが予算がないからどうしようという方もこの記事を見れば大丈夫。
今すぐに無料でできる外国人インバウンド客の対応をご紹介します。
目次
インバウンドは増加傾向!外国人集客のチャンスはある
訪日外国人旅行客の推移
まずは近年のインバウンドの状況から整理しましょう。
下記は観光庁が出している外国人旅行者数の推移ですが、2011年以降顕著に伸び続けていることがわかり、2018年までに3,100万人を超える外国人が訪日しています。
外国人旅行者の消費額
また消費額では、2018年までに4.5兆円まで伸びており、2020年には旅行者数4,000万人越えの消費額8兆円を政府は目指しています。
果たして8兆円が達成できるのかどうかはさておき、2020年にインバウンド需要が高まるのは間違いなさそうですね。
裾野が広い観光業では様々な分野の事業者に恩恵があると思います。
航空会社、旅行会社、飲食店、交通会社、宿泊施設、観光施設、商業施設などなど。
みなさんが観光によって恩恵を受ける業種であるならば、インバウンド需要を取り込まない手はありません。
無料で外国人を集客する3つの方法
オリンピック需要だけは取りこぼしたくないが、会社の予算的に費用をかけられない。
という事業者の方もいるのではないでしょうか。
ということで、無料でできるインバウンド対応についてご紹介します。
- SNSを活用する
- トリップアドバイザーなど海外の口コミサイトを活用する
- Google Mapsを活用する
大まかに分けると上記の三つがあります。
今回の記事では1と2のSNSやTripアドバイザーの使い方は解説せずに、3のGoogle Mapsのインバウンド活用方法について解説いたします。
もしSNSのインバウンド活用方法について知りたい方、トリップアドバイザーの使い方について知りたい方は下記のサイトを見てみてください。
- SNSのインバウンド活用方法について
https://honichi.com/cases/measures/social/
https://honichi.com/cases/measures/social/
- トリップアドバイザーの活用方法について
https://honichi.com/news/2018/08/08/howtopromote/
https://irodori2u.co.jp/tripadvisor/
https://o2o-marketinglab.jp/post/152272461005/20161025
なぜインバウンド集客にGoogle Mapsが効果的なのか?
ではなぜインバウンド集客で、Google Mapsを活用すると良いのか。
その理由は3つあります。
全世界中での圧倒的な使用率
The Manifestによると、Google Mapsは67%のシェアを握っていて、Apple Mapsの11%と比べても、他を圧倒しています。
個人的な感想としても実際に海外旅行行った時に一番役に立つのはGoogle Mapsであり、土地感覚、交通機関などの情報が全く分からない海外では必需アプリと言っても全く過言ではありません。
多言語対応
ご存知の通り、Google Mapsは多言語対応しており、世界中のあらゆる言語で使用することができます。
Google翻訳によって、自動で変換されるこの多言語対応の仕組みはGoogleのいわゆる専売特許ですね。
これにより、外国人の方もノンストレスで日本旅行することができます。
旅ナカで近くのオススメのレストランなどを検索できる
そして、なんと言っても便利なのが、近くのお店やコンビニ、駐車場やガソリンスタンド、ホテルなどありとあらゆるものを検索し、マップ上でわかりやすく可視化してくれることです。
通常のグルメサイトなどでは、人気ランキングはわかるものの、近くのお店かどうかはすぐには分からないですが、Google Mapだと近くの目的地が一目瞭然です。
そして、ここに行きたいと思ったら、すぐにナビゲーションを開始できるのは利便性としても強みだと思います。
だからこそ、旅ナカで活用する外国人が多いのです。
実際、最近の外国人の傾向は「行き当たりばったり」に飲食店などを探して決める場合が多いです。
ですから、もし外国人が旅前に情報を入手できるように情報発信していなくても、最低限Google Mapsでちゃんと検索されるようにしておくと良いでしょう。
Google Mapsを活用し外国人を集客した成功事例
では、実際にGoogle Mapsを活用して外国人を集客した事例を紹介いたします。
某もつ鍋専門店/Google Mapsに多言語で名称登録
某もつ鍋専門店では、登録名称をきちんと多言語でGoogle Mapsに登録しており、外国人の方に認識してもらいやすいようにしています。
日本語登録だけ(通常何もしていない場合、日本語が自動で登録されている)の場合、Googleが勝手に翻訳してくれていることもありますが、中には翻訳されていなかったり、翻訳されていても内容が間違っていたりすることがあります。
それらを避けるために、正式な多言語の名称を作成し、それらをGoogle Mapsに登録しておくと良いでしょう。
某もつ鍋専門店では、多言語で登録し、また積極的にGoogle レビューを書いてもらうようにすることで、「もつ鍋」などと調べた時に上位に表示されやすくなっています。
某うどん店/Googleレビューに多言語でコメント返信
あるうどん店では、Googleレビューに対して、多言語で丁寧に返信しています。
これによりお客様とのより良い関係性が構築され、二次的な口コミが広まりやすくしています。
実際、Googleレビューに対して、返信していないというのは、お客様からの「ありがとう。美味しかった」という言葉に対して、無視しているのとある意味同様ですので、お客様からのレビューにはきちっと誠意を持って返信することが重要だと思います。
Google Mapsを活用し外国人を集客する方法
上記の事例でも少し触れましたが、具体的にGoogle Mapsを活用して、何を行えば良いのか書いておきます。
- まずは、Googleマイビジネス に登録
Googleマイビジネス とは、Google Mapに掲載する情報を管理できるアプリ(サイト)です。 - Google Maps上で店舗などの名称を多言語登録する
これはGoogle マイビジネス ではなく、Google Maps上でしか行えませんが、きちんと多言語の名前を決めて、最低でも英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語で登録しておくと良いでしょう。 - Googleマイビジネス で正確な情報をしっかり入れ込む。
Googleは情報がきちんと明確に登録されている店舗を上位表示する傾向があるので、掲載できる情報は全て登録しておくと良いでしょう。店舗の紹介文もわかりやすくかつ魅了が伝わる文章を入れ込むべきです。 - 綺麗な写真を投稿する。
Googleマイビジネス に登録すれば、オーナーが写真を投稿できます。オーナーが投稿した写真を検索した時のトップに表示する傾向があります。その写真次第でそのお店に行くか行かないかが変わりますので、できればプロが撮影した写真を登録すると良いでしょう。 - しっかりと多言語でコメント返信する
外国人の方は比較的容易にGoogleレビューしてくれます。それに対しては多言語でコメントするべきです。もちろん日本語でコメントしても、Google翻訳である程度理解はしてもらえますが、できればネイティブ外国人スタッフなどに頼むと良いでしょう。 - POPなどを作成し、Googleレビューしてくれたら割引などの特典をつける
Googleレビューの投稿をしてくれたら、トッピング無料などのサービスをつけると良いでしょう。それらをわかりやすくPOPなどを作成して、お店の空いているスペースなどに貼り付けたり置いておくと良いです。 - しっかりとおもてなしした後、Googleレビューをそれとなく促す
しっかりとおもてなしをすることが重要ですが、お客様と仲良くなりそれからGoogleレビューによる特典があればその説明をしたり、それとなくレビュー投稿を促すのも良い方法です。アナログ的ですが効果はかなりあります。
Google Mapsは日々の運用が重要
Google Mapsを活用することを最近ではMEO(Map Engine Optimization)とも呼びますが、ここで一番重要なことは今までのグルメサイトなどのように広告料を支払ば上位に表示されるという仕組みがないことです。
つまり、日々の運用で少しずつGoogle内の評価を高めていき、掲載上位にされるように頑張るしかありません。
(Google Mapsの評価基準、アルゴリズムに関しては、また別記事にてご紹介できればと思います。)
ですから、適切な活用方法を知った上で、毎日コツコツと運用していくことが重要なのです。
それがボディーブローのように後からどんどん効いてきます。
今回は外国人集客でのGoogle Maps活用方法ということをご紹介してきましたが、実際Google Mapsは日本人もかなり使っているので、日本人の集客にも確実に繋がってきます。
IWではGoogle Mapの運用代行、MEO対策も行っています
とはいえ、飲食業が忙しくそんなチマチマ更新なんてやってられない。
多言語での返信や綺麗な写真を持っていない。だから誰かできる方に代行してもらいたいという方もいると思います。
弊社もGoogle Mapsの運用代行を行っており、外国人人材が常駐しているため、多言語で運用代行することができます。
またカメラマンによる写真撮影なども行えますので、気になる方はお問い合わせください。