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「できるだけ〜」を使わない。多文化環境で学んだ外国人と働く上での心がけ。

こんにちは。

海外マーケティング・PR専門の企業を運営しているIWの増田です。

僕らは、海外向けのプロモーションなどが専門ですので、スタッフの7割が外国人で、それぞれ出身がバラバラです。

韓国人もいれば、台湾人、中国人、ドイツ人、フランス人もいるし、以前はインターン生やアルバイト生でポーランド人、オーストラリア人、オランダ人、などがいて、本当に様々な国籍の人と仕事をしています。

ここまで外国人比率が多いのは特殊かもしれませんが、今後は外国人の方を雇用する企業さんも増えてくるはずで、そうなると外国人との文化の違いから今までとは違った困り事が出てくることも多くなると思います。

そこで今日は外国人と働く上で得た教訓の一つをシェアしたいと思います。

日本人の経営者やマネージャーにとってはどきっとするような話かもしれません。

できるだけ〜は通じない。

日本語はかなり曖昧な表現が多いです。

今回はその代表例として、「できるだけ〜」という言葉をピックアップしました。

皆さんも、「できるだけ早く〜」とか「できるだけ、いい感じに〜」とか連発してないですか?

僕も最近まで本当に連発してましたが、それをやめることにしました。

なぜなら、外国人と一緒に仕事してるときにこんなことが起こったからです。

翻訳のタスクをお願いした時のこと

僕:この翻訳、できるだけ早くお願いねー。(心の中:まあ3日ぐらいあれば終わるだろう)

外国人スタッフ:了解です!手が空いた時にやっておきます。

—1週間後—

僕:あ、そうだ。この間の翻訳の提出期限は明日だ。おーい、この間頼んでた翻訳ってもう終わった?

外国人スタッフ:いやまだです。

僕:え、なんで?できるだけ早くやってってこの間言ったやん。

外国人スタッフ:いやでも、できるだけ早くだったから、1-2週間ぐらいは余裕があるかと思ってました。
ここ一週間手が空かなかったのでまだやっていません。

僕:まじかよ。じゃあ明日納品日だから、ちょっと急いでやってくれる?

外国人スタッフ:わかりました・・

人によって「できるだけの基準」が違う

なぜ上記のようなエピソードが起こるのか。
それは人によって、また国籍によって「できるだけの基準」が違うからなんですよね。

日本人の場合は、できるだけ早くの場合、だいたい3日ぐらいかなと考えるかもしれませんが、
他の外国人の場合は、1週間の場合もあれば、2週間と捉えている場合だってあるんです。

だから、大切なことは、「できるだけ」ではなく、「○○月△△日までに」と期限を明確にすることが重要なのです。

曖昧さ回避。日本は世界一の高文脈文化

高文脈文化=曖昧

実は日本は世界一の高文脈文化だと言われています。

高文脈文化の国では、一つの文脈に際して深い意味合いが含まれます。
つまり回りくどい遠回しな言い方が多いということです。

実際に日本では言葉の表面的な意味では「Yes」or「No」とははっきり言っていなくても、裏の意味では「No」だということがありませんか?

例えばビジネスの現場だと、「一旦検討しておきます」というのはだいたい「No」の場合が多いです。笑

低文脈文化=明確

反対に低文脈文化の国では、明確に自分が伝えたいことをはっきりと伝えることが多いです。

例えば、アメリカ人はなんとなく「はっきりものをいう」というイメージがないですか?

下の表は「異文化理解力」という本で紹介されてある低文脈文化と高文脈文化の国の配置図ですが、結構納得できると思います。

「異文化理解 明確 曖昧」の画像検索結果

なぜ日本は高文脈文化なのか?それは文化の共有時間が関係する

なぜこのような結果になるのでしょうか。

それは一つは、それぞれの文化の共有時間が関係していると思います。

日本は江戸時代まで鎖国しており、また明治以降からつい最近に至るまで、ほとんど日本人だけで成り立っている国でした。

日本には「空気を読む」という言葉がありますが、何も言わずとも相手の気持ちを察して、「空気を読む」には相当のコミュニケーションがないと難しいです。

同じ人種で、同じ環境、そして教育環境が整った日本においては、ほとんど一定の教育が全国民に施されており、日本人特有の共通の感覚があります。

しかし、例えば人種のるつぼアメリカでは、ほとんどが移民で成り立っており、それぞれの民族が共有している文化がほとんどありません。

であるからこそ、はっきりと自分が言いたいことを明確にして言わないと伝わらないのです。

日本では聞く人がきちんと理解する理解力があることが最も重視されがちですが、低文脈の国であるアメリカなどでは、話者がはっきりと自分が言いたいことを言って相手を納得させられるかのスピーチ力が重視されます。

曖昧さを明確に

僕はだから高文脈国家よりも低文脈国家の方がいいとかそういうことを言いたいわけではありません。

しかし、これからますますグローバル社会になっていき、外国人と働くことも増える日本では、上記のことを意識して、曖昧さを明確にすることで、外国人とのコミュニケーションを円滑にする必要性があると思います。

納期は、「できるだけ早く」ではなく「○○月△△日までに」

返答は「検討しておきます」ではなく「Yes」or「No」とその理由を明確に。

慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくるとむしろ仕事がしやすくなります。

これから外国人と働く方は、ぜひこのことを意識されてみてください。

また更新します!

 

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