世界は三代革命ではなく、四代革命だった?人類史から紐解く経営理念の重要性②

こんにちは。

先日に続き、人類の発展の観点から経営理念の重要性を紐解きます。

結論からいって、人類の発展から考察すると、企業の発展のためにはお互いに信じあえる共通の概念が必要です。

そして、企業内においてはそれを”経営理念”と呼びます。

また”経営理念”を決める際に重要なのは、関わる従業員含め全ての人たちがその”経営理念”を信じることでお互いの生活がより豊かになるかどうかなのだと思いました。

途中人類史の話が大半で、一見経営理念に関して全く関係ないように見えますが、きちんと繋がっていますので、ぜひ最後まで見てみてください。

これを知ることで、経営理念を今一度考え直すいいきっかけになるのではないかと思います。

前回の記事をみたい方は下記からどうぞ。

 

世界は三代革命ではなかった?

一般的に知られている革命は「農業革命」「産業革命」「IT革命」ですが、実は一番最初の革命は農業革命ではなかったのをご存知ですか?

では人類に起きた最初の革命は何か。

それは”認知革命”です。

いわゆる物体だけでなく、人の考えや目に見えない概念も含めて様々な物事を認知する力です。

原因はわかっていませんが、私たち人類(正確には私たちホモ・サピエンスのみ)はある時からこの力が飛躍的に向上したと言われています。

 

 

 

 

ホモ・サピエンスのみが繁栄した理由

そして、認知能力を手に入れることで、ホモ・サピエンスは劇的に発展しましたが、その発展した理由はなんなのでしょうか。

それはお互いの考え・概念を認知し共有することで、見知らぬ人同士でも協力関係を築きあげることができるようになったのが大きな要因なのです

社会行動学的に見れば、人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限は150人とされています。

しかしながら、今の私たちはどうでしょうか。

こと宗教においては、何十億人以上の人たちが同じ概念を共有して、日々その概念に沿った行動しています。

また宗教にあまり関連がないかたもいらっしゃると思いますが、それでもほとんどの社会の大人たちは企業に属し、時には何千人を超える人たちと間接的にでも協力して、生活しています。

唯一虚構を作り出すことができる生物

ホモ・サピエンスはいつの日からか、自ら虚構を作り出し、それを共有することができるようになったのです。

虚構とは実際には存在しない、作り上げたもののことを言います。

虚構をもう少しわかりやすい言い方でいうと、想像物ですが、私たちホモ・サピエンスは自ら想像物を作りだし、そしてその想像物をお互いで信じ合うことができます。

例えば、「気を付けろ、ライオンだ」という言語を操れる人類は他にもいましたが、「ライオンはわが部族の守護霊だ」と話すことが出来る人類はサピエンスだけだそうです。

実際に考えたら、我が部族の守護霊って意味がわかりませんよね。笑
守護霊なんて、実際には存在していないので。

法の人という不思議な”虚構”

僕は3年半前に個人事業主として、起業して、去年の4月に法人成りしました。

ところが今思い返せば、あれはとても不思議な体験でした。

「法人とは、”法の人”という別の人格です。今からそれを作ります。」

僕が法人を作る時に法務局の方から言われた一言です。

そして、様々な書類を提出し、公証役場というところで、登記簿謄本に公証人からサインしてもらった瞬間に、あーら不思議全く別の人格が出来上がったのです。

その日以来「株式会社IW」という別の人格が出来上がり、僕含めて周りの人たちは皆「株式会社IW」という”法の人”が存在しているということを信じ切っているのです。

よくよく考えたら、これって不思議じゃ無いですか?
だって、物質的には無いものを有るものとみんな勘違いしているのですから。笑

これもホモ・サピエンスにしかなし得ない、典型的な虚構を作り出す例だと思います。

”企業理念”という虚構

そして、全ての企業には経営理念なるものがあります。また従業員は経営理念を信じて業務を遂行し、一般的にはその経営理念の浸透がうまくいっていればいまくいっているほど、その企業は大きく繁栄することができています。

人類の発展からわかったことは、同じ考えを共有し、その考えを信じ合うことで互いに協力関係を築きあえる”経営理念”を作ることが企業の発展のために大事なのだということです。

 

僕自身、僕が考えた株式会社IWの”経営理念”は、それを信じた従業員含めた関係者のみなさまの生活がより豊かになるものか。今一度考えなおしてみたいと思います。

株式会社IWの経営理念

株式会社IWの経営理念は「Initiative World」です。

実は「IW」はこの「Initiative World」の略です。

「Initiative World」には、三つの意味が含まれています。

①誰もが自発性を持ったやる気溢れる世界を創る
②誰もが独創性を最大限発揮できる世界を創る
③誰もが自分が人生の主人公だと思える世界を創る

僕は幼い時に両親が教育者と比較的厳しい環境で育ち、他人の顔ばかり伺うようになって、自分の意志を持てなくなったという自身の経験から、自分が企業を作る際は、こんな世界にしたいと思いこの経営理念に決めました。

僕はみんなが自分の好きなことで、他者に貢献して、目をキラッキラに輝かせながら生きていける世界を作っていきたいと思っています。

人類史の発展を勉強してから、また違った角度で経営理念を見直すことができました。

やはり日々色々な角度から見直すことは大事なことですよね。

皆さんもぜひこの本読んでみてください。

※アフィリエイトではありません。笑

関連記事

  1. NOTEを開設しました。個人ブログはこちらで更新します。

  2. なぜ経営理念は重要?人類史から紐解く、その重要性①

  3. 影響力の計算式とは。インフルエンサーマーケティングに関する面白い本があ…

  4. 2回も3回も会ってたら、人好きになっちゃうことありますよね。-経営と心…

  5. これからIW社長の本音を綴っていきます。

  6. 自分のことをどれくらい理解してる?ジョハリの窓ワークをやってみた!

  7. 「できるだけ〜」を使わない。多文化環境で学んだ外国人と働く上での心がけ…

  8. 個と個の交流で国と国との間にある壁をぶっ壊す。2019年10月新サービ…

記事更新を受け取る